ICカード専用改札

 零号機ではありません。初号機です。
ICOCA専用改札機群
 ICOCA専用改札機群
 撮影 2009年5月
 かなり古い写真で見つけました、ICカード専用改札機だけの改札口です。
 ICカード専用の改札機はいろいろと試行錯誤をしていて両用機の機体を流用して切符投入口と取出口をいかにカバーするかが課題だったようです。
 ICOCAの普及によりICカード専用機しか設置していない改札口(改札機群)を導入したのですが、当初の機体はICOCAのイメージキャラクターであるイコちゃんに合わせて水色をしていました。
専用改札機投入口付近
 専用改札機投入口付近
 切符投入口はフタで覆われていて、天板プレートも専用のものに交換されて取出口が完全にありません。しかもIC専用機の記載とともにイコちゃんのイラストでさらにICOCAを使いましょう的なアピールが見受けられ、気合いの入り方が大きい事が判ります。
専用改札機群(旧型)
 専用改札機群(旧型)
新型改札機
 新型改札機
 しかし現行機は両用機にプラスチックシートで外装デザインを変更し、切符投入口のフタは同じですが取出口は殺し方が天板変更ではなくデザイン処理としてシートで覆ってしまうことで無用化するという簡便な手法で専用機化するようになっています。
 カラーもJR西日本のコーポレートカラーの青い色を主体としたデザインに変更。
 現行の新型機(切符を3枚同時に通せる)はさらにセンサーの付いていた上のガード部分が無くなりすっきりしています。
 がらっと変わってしまったICカード専用機ですが、実は華々しく目立つように塗装したのが逆に仇になってしまったようです。
 ステンレスの筐体に塗装。当然ですがお客さんのカバンの金具類や色々なもので表面は擦られ次第に塗装が剥げて、本体のベースになっているステンレスは大丈夫なのですが塗装だけがボロボロになってしまいかなり見苦しい状態に。
 さすがに見栄えが悪くなるのは宜しく無かったようで、外装をプラスチックシートで化粧して、投入口のフタは活かし、取出口は殺さずにシートで覆って無効化するという現状の簡便改造で確定となったようです。
 ICカード専用改札口ですが、手前からデカデカとIC専用と表示が改札機や床面にあるにもかかわらず、私の前に行く人がなぜかいつも切符を持っていて、改札機の直前で切符投入口にフタがされているのに気づいたのか突然足を止めて別の改札機に移動するのはぶつかりそうになるのでやめていただきたいのです。この、切符を持っている人が直前にいるという状況の確率が非常に高いので、最近では誰も前にいない時以外は専用機の改札は近寄らないようにしています。とほほ。

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