2パンタ

 東西線経由の列車が到着する尼崎駅の表示。
東西線第2パン下(尼崎駅)
 東西線第2パン下(尼崎駅)
 これは東西線を抜けてきた神戸方面行き車両が尼崎駅で停車した時に操作するための指示標識です。
 東西線の地下路線を通って加島を過ぎ地上路線走行となった初めの停車駅である尼崎で2つ上げていたパンタグラフの1つ(第2パンタグラフ:神戸側)を下げる操作を行うためです。
 東西線を運行する207系、321系、223系6000番台には2つのパンタグラフが装備されており、東西線の地下路線走行時に2つのパンタグラフで集電します。これは地下路線の架線がつり下げ型の通常架線ではなく、剛体架線であり柔軟性が無いためパンタグラフの離線対策として2つとも上げて運行している事によります。
 反対側の地下路線を抜けた初めての駅となる京橋駅にも同様の表示があります。
 尼崎駅で乗り換え待ちなどをしていると、隣の線にいる東西線の車両がパンタグラフを必ず上げ下げする光景を見ることができますので、見学会など、工場以外で見る事のできるデモ以外にパンタグラフの上下操作される様子を見たい人にはもってこいの駅と言えるでしょう。

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