せんとくん

 キモカワ系でもなく純粋に怪奇系では無いかと思います。
平安遷都1300年キャンペーン
 平安遷都1300年キャンペーン
 平安遷都1300年記念事業で展開される様々な広報物の公式キャラクターである「せんとくん」です。もう、言わずとも賛否両論。気持ち悪いとか受け付けられないなどと批判的な感想が多いのも事実。
 しかしこのキャラクターの制作者である籔内佐斗司は、実は大阪では知らずともなじみの深い人なのです。
のらいぬたち
のらいぬたち
 のらいぬたち(一部)
 阪急三番街の中に置かれていて、昔は広場に放置されており、イス代わりに座ったりしていた犬の像があります。実はこのブロンズ製の犬の像は「のらいぬたち」という名称のれっきとした彫刻作品で、勝手にお客さんが移動させたり向きを変えたりと位置が固定されない状態で展示されていました。
 まさに野良犬のようにじっとした場所で設置されていない彫刻だったわけです。
 しかし、世知辛い世の中のせいか、ブロンズの金属の価値に換算されたのか、彫刻作品として蒐集するつもりだったのかはハッキリしていませんが、盗難に遭って紛失。数が少なくなってしまったため止むを得ず人が直接触ったりすることができない場所に固定設置されてしまいました。
 こうなると野良犬ではなく、飼い犬状態ですね。
 もともとおどろおどろしい系の彫刻を作品とする方のようですので、いわゆる地方のゆるキャラとしての無条件にかわいい系のキャラクターは望むべくも無く、ゆるキャラが常識だと思っている人たちには猛反発をくらって、「せんとくん」以外にも「まんとくん」とか「なーむくん」など非公式の亜流が乱立することになりましたが、他は非公式という扱いであることもありいまひとつ。
 作者もおっしゃっていましたが、あくの強いほうが印象が強く記憶に残るキャラクターとして育つようです。
 私はあまり好きですとは言えませんが(苦笑)。

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