小坊主ではなかった

 一休み、一休み。

一休(ひとやすみ)
 一休(ひとやすみ)

 とんちで有名な一休さん。臨済宗大徳寺派の僧であり、「一休」は二十代初めに授かった道号(法名)で本名とは違います。
 後小松天皇の落胤として生まれ、5歳で安国寺に出家させられました。アニメになったのはこの頃のお話です。もっとも色々後付けで創作されていろんな逸話が入り混じっていますが、話半分ぐらいでちょうど良いかもしれません。
 人生途中何度も行き詰まって自殺未遂を何回か繰り返すというナイーブな精神と権威に対して頑として否定する強靭な精神を併せ持つ人格。
 後年、応仁の乱の戦火を逃れるため大阪に居留していた時にふた回りも年下の女性と恋仲に陥るなど、破壊僧的で破天荒な面も持ち合わせています。酒も女も肉も食い頭も剃らず戒律に縛られない人だったようです。
 その分奇行も多かったようで、何者にも縛られない自由人だったのかもしれません。

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