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 それいけ!エコ戦隊マイマイレンジャー

エコなポスター
 エコなポスター

 エコという単語に『環境全般』の意味は含まれておらず、どういうわけか環境系のプロモーションに使われています。
 エコの元英単語は”ecology”なのですが生態環境の意味合いが強いので排ガスや公害などの環境汚染などの環境保護全体に対して使われていて意味を履き違えている状態です。環境という意味であれば”environmental”の単語が正しく環境保護というのであれば”environmental protection”のが正しい表現です。
 車の業界ではちゃんと環境全般の”environmental”を使っているのですが、その他の業界ではなぜか”ecology”を使っています。初めは生態系保護の活動だったのでしょうが、いつの間にやら環境保護全般に流用されてしまい定着してしまっています。英語の誤用ですね。
 本題のこのエコ戦隊のメンバーですが昨今物議を醸したマイバッグ、飲料系を持ち運ぶマイボトル、割り箸撲滅を目指すマイハシとなっています。大変良い取り組みだと言えるのですが衛生面的に全てに問題があります。繰り返し利用することで病原菌などが残り続け次に使用するときに疾病を引き起こす可能性が危惧されます。実際にコロナ禍の中でレジ袋有料化が実施されマイバッグの利用率が一気に引き上がりましたが、使い捨ての袋を利用することで付着した感染源をばら撒く危険性は激減するのですが無理にエコバッグ・マイバッグを使用することでその危険性を引き上げています。マイボトルとマイハシは特に口にするもの。綺麗に洗わずに一日使用し続けるのは様々な菌の繁殖を促すだけなので環境に優しい手法だとしても公衆衛生的には問題あります。カップに移して飲むマイボトルの利用であれば問題ありませんが直接口を付けて飲むタイプは口から移った菌が繁殖するので1日持ち越しなどはご法度です。
 「環境に優しい」を取るのか「公衆衛生の管理」を取るのか難しい問題です。
 特に過激な環境活動家による行きすぎた主張を安易に信じてしまうことの方が社会的影響が大きいと言わざるを得ません。

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