すっぽん

 街なかの大通りに面したところに突如出現する「すつぽん」の看板。
 (こどもみたいな言い回しですが)スッポン屋さんがJR新今宮から日本橋恵比寿へ行く途中にあります。写真には写っていませんが、すぐ後ろには通天閣がある場所です。
すつぽん
 すつぽん「高橋商店」
 こつぜんと現れる古風な看板と「すつぽん」(スッポンではない)
 看板には「生血」と書いてあり、実は店舗内には大きな桶が何槽もおいてあり、薄暗い照明の下でスッポンがその桶の中で蠢いています。
 まだ、勇気がなく実際に店舗にお邪魔してお話を聞いた事は無いのですが、直売されているようで、その場で選んでさばいてくれるかもしれません。値段はちょっと・・・ポンとお小遣い銭で買える値段ではなさそうなので、かなり勇気が必要です。
 (財布の懐具合も見て)一度、お店に入り、お話させて頂こうかと機会を伺っています。
 しかし、みんなあまり注意していないのか見慣れた風景なのか、あまりだれも注視する事がなく、そのまま通り過ぎてゆきます。近隣に居る人に取っては特にどうという見え方がないのでしょうか・・
 いや、地元の人も以外と見逃しているかもしれません。

追記
数年後にお店をたたんでおり、現在のこの位置には違う店舗となっております。
残念です。

2件のコメント

  1. はじめまして。
    私は今から13年前にここのすっぽん店ですっぽんを買いました。
    当時、調理学校に勤務していて、授業で実演するのに練習をする為です。
    ブログの記述の通り、中に入れば大きな桶が5つ位ありました。
    その中はもちろんすっぽんです。
    中を見させて頂いたらうじゃうじゃいました。
    薄明かりなので、調理関係の仕事をしていない方が見ると少々不気味な印象を受けると思います。
    すっぽんは量り売りで、一匹1万円位でした。
    主に高級料亭に卸売りをしていたようです。
    店主は女性で(ひらがな3文字のお名前だったと思います)、
    つがいですっぽんを購入し、代金を払って梱包して頂き、
    少しお話をしました。
    女性はお話から推測するに大正15年(昭和元年は1週間程しかないので)生まれで、
    元々は女性の父がこの商店を立ち上げたみたいです。
    その父が昭和25年に亡くなり、その後はご兄弟が別の職についた事もあり、女性が1人で商店を切り盛りして来たそうです。
    毎週木曜日のお昼から捌く実演をされており、雑誌の取材もかなり受けたらしく、その雑誌は全て購入されておられたみたいで、
    その1部を見せて頂きました。
    その時の表情はすごく嬉しそうでした。
    すっぽんは買わずとも、またお会いしたいなぁと思っていたのですが、
    その間に主婦になり子どもが生まれたので、なかなか行く機会がありませんでした。
    ネット上での情報ですがご自身の高齢化により、2003年頃廃業されたそうです。
    私がお会いした当時は年齢を感じさせない活気を感じたので、
    今でもお元気でおられる事を願ってやみません。

  2. やまのりさん、貴重なコメントありがとうございました。
    景色が変わったことは認識していたのですが、廃業されている認識が無く見落としていました。まさに、自分の書いた記事のままで恐縮です。
    ネットを見る限り、高橋商店のその後は見当たらず、完全に廃業されているようで、残念でなりません。
    追加情報が見つかりましたらまた、アップさせていただきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA