震災を経験した神戸だからこそ。
防火水槽採水口
阪神淡路大震災の時に地震で水道が停まってしまい消火活動に多大な支障が生じました。そのため、燃えるにまかせて火が広まり類焼が広まったのです。
それ以来ですが、復興時に神戸市は小さな公園にも防火水槽を設置しています。
こちらの公園もさほど広く無く、遊具もほとんどないほど小さい公園なので、主たる目的は防火水槽の設置なのではないかと思われます。
その防火水槽の採水口にいろいろと工夫が見られます。無骨な箱で扉というのではなく、地域性はあるのかもしれませんが、このように意匠が作り込まれている事が多いのです。
この場合は扉以外をタイルで装飾しており、デザインは消防車。正に火災に対応するイメージでした。
備えあれば憂い無し。二度とあのような悲劇が繰り返されない事をひたすら祈るのみです。