梅田地下街

 やっぱりダンジョン。
案内の貼紙
 案内の貼紙
 大阪在住でも地下街を通って目的の場所の近くの出口に出ようとするのは至難の業で、ヘタをすると地元民ですら迷う始末と言われる大阪梅田地下街。

 大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)梅田駅南改札の係員詰所に貼られている案内貼紙がいろんな意味でダンジョン入口を明らかにしています。説明するのも難しいのか何となくそちら方面の矢印しか記されていません。たしかにそっち方面にいくと矢印の先の目的地には行けるのですが、途中経路はかなり難しいところもあります。
周辺地図
 周辺地図
 周辺の地上施設に重ねて地下街が描かれたのがこの地図。
 地下通路になっている部分はオレンジ色で、すでに縦横無尽に地下街がはりめぐらされていて、これに加えてビルの地下部分を抜けたりすることもできるので、全く知らない人は完全にダンジョンに迷い込んで自分がどこに行きたいのかすら分からなくなります。
 なにせマップが複雑過ぎてマッピングしても迷うこと間違い無しで、地下街でGPSの衛星も捕まらないため現在位置がわからないのでガイドもできません。
 大阪の街、見えているのに行き方が分からない場所も多く存在しています。
 最近は橋ができて地上部分から行く事ができるようになりましたがヨドバシマルチメディア梅田はまさにそのような場所で、地下街だとすぐに分かるのですが地上から行こうとすると直接行くためにどこに行ったら良いかが分からず、目の前に見えているのに行けない事からネット上では難攻不落の「真田丸」と揶揄されたぐらいです。
 ほかにも地上からだとわかるがすごく遠回りになるので地下街で行けないかと探すものの上がり口が分からない曾根崎警察署とかあります。
 ほかにも「梅田」と付いた駅が全部で5つあるとか(大阪駅はJRのみ)、大阪駅前第1〜第4ビルの地下街に迷い込むと二層構造(地下1、2階で構成)の立体交差がある上にどちらを向いても同じような通路で方向感覚が狂わされてどちらに向かっているか分からなくなるとか、地下1階だったのがいつの間にか地下2階になっていたりとか、冒険者を迷わせる仕掛けが盛りだくさんです。
 そもそもが阪急三番街、プチシャン、ホワイティ梅田、ディアモール大阪、大阪ガーデンシティ、ドージマ地下センターなどが様々な経路でつながって出来上がった地下街であり、無秩序に広がったのが現状ですので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが…。

3件のコメント

  1. 地図を見ている方向(向かって正面)が上になっているのではないかと。

  2. 車のカーナビ、「進行方向を上」より地図を見るように「北を上」にしておくほうが位置関係がわかりやすい。←私の場合。
    「船」の仕事をしてる人の車に乗せてもらったら、そのカーナビが北が上で「そうや、そうや」と意見が合致。
    電子的カーナビじゃなく、助手席で紙の地図を眺めてくれる「女房ナビ」、地図を回しだしたら迷った証拠。

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