Bluetoothアンプ

 チョチョイノチョイで出来上がります。

Bluetoothアンプ
 Bluetoothアンプ

 中華なモジュールを使ったお手軽アンプ。接続はBluetoothのみと潔くしました。
 ST MicroのTDA7492P使ったD級アンプとBluetoothオーディオデコーダーの組み合わせのモジュールボードがお安かったので試してみました。

Bluetoothアンプモジュール
 Bluetoothアンプモジュール

 ボードはDCジャックで電源供給、スピーカー出力はねじ留めターミナルになっているので核心部分のハンダ付けは一切不要です。
 が、このボードゲイン設定が0Ωの表面実装抵抗で最大の33.6dBになっていてどうにも使いにくい。というわけで改造してチップ抵抗を外して表面実装のDIPスイッチを付けるかの様に、いかにもな感じで用意されていたパターンにハンダ付けし、それぞれをオフにして最少の21.6dBに変更しました。作る前にネットで下調べをした段階で「音が大きすぎる」「ノイズが気になる」といった情報があった事から、対応策として抵抗を取り外すと解決するという事らしいので組み付けて確かめる前に(笑)改造してしまいました。多分デフォルトのままのゲインだと大き過ぎて入力側のノイズが聴こえるぐらいなのでしょう。

内部配線
 内部配線

 電源は強化のための4700μF/105℃の電解コンデンサーを入れています。
 動作電圧は8V〜26Vですが、他の電源と共用する前提でしたので12Vを投入する事にして電源パイロットランプのLEDへの電流制限抵抗の値を決定。
 パワーアンプなので電源周りの配線もいつもより太めにして1mm2の線材を使用しています。
 スピーカーへの結線も一応オーディオ向けのスピーカーケーブルを使用しました。
 Bluetoothで受信させるために以前と同じようにフロントパネルは白色半透明のアクリル板で、リアパネルも同様に黒のアクリルパネルにしています。
 スピーカー端子にワンタッチタイプを使ったのですが、四角い穴を開けるという苦労を思い出さされました(苦笑)。ネジ式のスピーカーターミナルを4つ付けるよりも、こちらの方がお安いので採用したのですが、その分手間や加工時間は多く掛かってしまいました。製品の製造ラインだとレーザーで切り抜きするので何の事は無いのでしょうが、手加工だと四角い穴はカッコイイ仕上がりにはなりますが、やっぱり大変ですね。
 Bluetoothのデコーダーにはカスタムチップが使われていて起動時と接続および解除時にお知らせ音が鳴るようになっています。ステレオ・ミニジャックでAUX入力もできるのですが、こちらにプラグを挿し込むとBluetoothが使えなくなるという仕様らしく外部AUX入力でこのアンプを使うのは割愛しました。
 音的には「普通」ですね。1W出力時のTHDが0.1%と用途的にHi-Fiな事を要求していないので、モジュールの価格とお手軽さを考えるとこれで満足できます。最大出力50W出せる様ですが、そんなデカイ音で家の中で鳴らす事は絶対無いので電源も1Aぐらいのスイッチング式ACアダプタで十分ではないでしょうか。
 お手軽にチョイ置きし無線接続できるスタンドアローンなアンプが出来上がりました。
 サイズも訳ありケースに収まったので余計にお手軽感があります。

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