毒にも薬にも

学生時代、世界史は苦手でした。
毒と薬の世界史
船山信次著 中公新書刊
毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術師、ドーピング
2008年11月25日 初版
ISBN978-4-12-01974-5

本の構成が、古代〜中世〜近世〜近代〜現代の歴史順になっており、まさに世界史というか歴史の本の目次です。いや、どうもあの年号を覚えるのが苦手で日本史・世界史は散々だったいやな記憶が甦ります。
しかしながら、そんな歴史が嫌い(笑)でも、難なく読めます。
歴史上の多彩な人物と関連付けられた毒と薬。ソクラテスの処刑に用いられたドクニンジンン、クレオパトラの自殺の毒蛇の種類、神農の神農本蔵経、現在の漢方薬の元となった傷寒論のさらに元となった傷寒雑病論などから始まり、麻薬や阿片からLSDにいたる精神に作用を及ぼす物質などのほか、抗菌薬(抗生物質)、ドーピングや内分泌撹乱物質などに至る多彩な薬物・毒物が紹介、記載されています。
毒や薬といった人間に作用を及ぼす物質の総集編といっても良い内容です。
巻末の10ページにも及ぶ参考文献が、そのバックグラウンドを語っているように、細かい内容までをダイジェスト的に収めた本であり、1冊構成の百科事典のような感じで、飛ばし読みでも充分堪能できる本だと思います。

2件のコメント

  1. 本当に歴史の教科書が嫌いな人はちょっとしんどいかも。
    年号はそれほど出てきませんが、歴史上の人物間の関連がありますので、そちらは得手不得手があるかもしれません。

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