やっと入手。
Arduino UNO R4 Minima
無線が使えるR4 Wi-FiはLEDアレイが付いていたり余計な物があるためちょっと食指が動かなかったのと技適が通るまで発売されなかったのでUNO R4Minimaを入手しました。
見た目的には今まで基板剥き出しだったのが保護用に下面をおおうアクリル板が初めから装着されている事とI/Oなどの接続ソケットにピン名称が記載されているものへ変更されています。
CPUがATmega 328P/16MHzからArmのCotex-M4/48MHz(FPU内蔵)になり劇的に性能がアップしました。フラッシュ・メモリは256kBに、SRAMは32kBに拡張。周辺も拡張されリアルタイム・クロックが追加、ADCは14bitに、12bit DACが追加、OPAMPも搭載されました。データバスもUSART、SPI、I2Cに加えてCANも使えるようになっています。またJTAG用のコネクタも追加されています。
電源兼用のUSBコネクタはType-Cに変更されていましたのでUSB 2/3のType-AからUSB-Cのケーブルを入手するまで接続して確認するのはお預けです。
Arm Cortex-M4のピン数からすればI/Oの全てはArduinoコネクタでは全然足りていません。実際に接続なしのピンが多数あります。
実装不良リセットスイッチ
今回入手したボードですが、どうやらリセットスイッチの実装が間違っているというか実装不良でした。そもそも保証がありませんから仕方ないのでリワークして正しい実装へとリペアしました。組み立てはイタリアのようですが、いい加減さはお国柄なのでしょうか。同梱のリーフレットにはちゃんと通電・動作テストしてから出荷していると記載されているのですが、これでもボタンを押せばリセットがかかる不良実装なので目視確認をしていないというか本当にちゃんとしたテストをしているのかすら訝しんでしまいます…。
今までのUNO R3はブートローダーを書き込めばATmega 328P単独で利用できArduino基板は不要でしたがUNO R4からはそのような使用法は簡単にいきそうもありません。同じMPUを使用してブートローダーを書き込めたとしてもこのQFPパッケージは手ハンダ付けするにはかなり手強そうです。
またMPUの入手もまだできるかどうかも不明ですので追い追い調べていきたいと思います。