京阪電車ファミリーレールフェア

 展示車両等のご紹介。
5000系
 5000系 (4次車 第7編成 5607)
 これぞ京阪が全国に誇る脅威のからくり列車(笑)。
 通勤列車は通常3カ所もしくは多くても4カ所の乗降口なのですが、この車両はなんと5カ所の乗降口があります。横から見ると扉・窓・扉・窓・扉・窓・扉・窓・扉とほとんど扉という状態。ラッシュ時にはこの5カ所の扉全てが開くのでかなり乗降がスムーズになりかなりダイヤ遅れ防止に貢献したそうです。
 ラッシュピークが終わると5カ所の内の2カ所に補助座席が下りてきてラッシュ用扉の箇所が座席に早変わりする他に類を見ない車両です。まだまだラッシュピークに貢献して頑張っているようです(49両保有)。
特急 3000系 3500型
 特急 3000系 3500型(3505)
 普通 2600系 0番台 (2605)
 もう、廃車が決まっている車両である特急車両と、風前の灯である普通車両です。
 特急車両に付いてはこれまた京阪独自のサービスだったテレビカー付きの編成です。旧300系特急は8000系30番台として改修されて運用されていました。
 2013年3月をもって旧3000系特急車両ラストランということで改修をされ、ヘッドマークがオリジナルとは異なりますが鳩のマークは健在です。この編成はラストランのために元の車番に戻されたようで、展示車両は最後の一編成となっています。現在の3000系は新型車両(コンフォート・サルーン)に車両形式を新たにしています。
ダブルデッカー車両
 ダブルデッカー車両(8831)
テレビカー車両
 テレビカー車両(8781)
 国鉄・阪急・京阪と3路線が競合する京都〜大阪の路線はサービス合戦が繰り広げられています。私鉄2社は車両がゴージャスに、国鉄(現JR西日本)は新快速と高速性を売りにしています。その中で京阪は特急料金無しで乗れるテレビ付き車両と2階建て車両を導入するという快挙を成し遂げました。
 車両横のテレビカーのエンブレムが誇らしげでもあります。
 もう一つの展示車両である2600系は旧塗装のまま改修が行われたようで、このままラストランを迎えるようです。旧型車両は次々と新塗装に変更されて行く中であえてこの塗装で運行されるようです。マニア向けという事でしょうか。
 ホームでの撮り鉄が群がる様子が目に浮かびます(86両保有)。
13000系
 13000系(13051)
 3000系車両から久しぶりに新造された新型車両の13000系で、現在は交野線・宇治線で運用されています。内装は宇治線運用が意識されているのか抹茶トーンで統一。シートも緑、吊り革も緑(萌黄)とまあ京都をイメージした内装で満載です。
6000系
 6000系(6056)
 現在、京阪で最も多く運用されている車両形式の6000系(112両保有)。
 京阪初のローレル賞受賞車両でもあります。
 架線電圧を1500Vに昇圧する際に対応しきれない車両との入れ替えを目的で導入されました。他の車両との連結を前提としていないため、貫通扉がなく運転席の右側(向かって左側)半分を非常扉として大きく開く特徴的な設計を採用しています。
2200系
 2200系(2207)
 架線電圧600V時代から運行されている車両。2000系スーパーカーに続く新造車両で現在は1500Vになって改装され、冷房装備となりました。
 この車両は新塗装に変更されたもので、会場ではギャラリートレインとして展示されていました。現在は78両が保有されています。
軌道検測車 PV-8
 軌道検測車 PV-8
 スイス・マティサ社製の軌道検測車PV-8型です。
 大阪市交通局も導入しており、この手の保線関連車両はまったく日本の出る幕ではないというのがトホホな感じです。
ポピー・ハーケン
 オマケ
 開場ではひらかたパークのマスコットキャラクターであるポピー・ハーケンが鉄道職員の扮装で鉄子になって登場。かなり元気が良かったです。

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