オーディオキット製作体験会

 今回は製作で参加していません。冷やかしだけです。

製作会会場
 製作会会場
 共立電子産業 本社1Fセミナー室

会場の様子
 会場の様子

 今回は電源を製作されている方が多くいらっしゃいました。

電源製作中
 電源製作中

 やはりヘッドホン関連の製作が多く、ヘッドホンアンプやヘッドホンのバランス(平衡)化改造をされる方が多くいらっしゃいます。

ヘッドホンアンプ
 ヘッドホンアンプ(LM4881 バランス駆動)

 ラトックシステムから発売されているTPA6111A2を使用したREX-KEB01バランス駆動型ポータブルヘッドホンアンプの回路でデバイスをピンコンパチのLM4881で製作。
 この製品は回路図が公開されているの(活用例のページからダウンロード可能)で、同じ回路で自作も可能なのです。もっともメーカーのページにはカップリングコンデンサを変更して楽しめるというガイダンスもあり、クラフトオーディオマニア向けの製品なのかもしれません。
 参加者の方が製作されている内容の詳細はnabeの雑記帳サイトのLM4880/4881ポータブルヘッドホンアンプに記載があります(ページ最下部)。

チップ部品実装のヘッドホンアンプ
 チップ部品実装のヘッドホンアンプ

 チップ部品を表面実装用ユニバーサル基板で実装していらっしゃいました。
 006PタイプをレールスプリッタICを使って仮想GNDを作ってオペアンプ+トランジスタバッファのヘッドホンアンプ。さすがにチップ部品なので回路規模に対して実装面積ががコンパクトになっています。

デジタルオーディオシステム
 デジタルオーディオシステム

 最近、製作する参加者の方を見かけなかったのですが久しぶりに人気のデジタルオーディオ系の製作。
 トロイダルコアトランスと電源キットをベースに、USB-DOUT2706kitでUSBオーディオを受け、PCM1792からI/V変換と平衡〜不平衡変換してライン出力とスタンダードな構成。まだ、アップサンプリング周りの追加を行う予定だそうで、モジュール基板類の設置パネルのスペースに余裕をもたせてあります。

無線+DAC
 無線+DAC

 一部で人気の新潟精密のFN1241をDACに使ったシステム。
 CPI-WAM001/S-Iで受信、I2Sの出力をFN1241でD/A変換、デバイスから出てくるPWM出力から積分回路とLPFを通してライン出力とします。
 電源部の製作が完了して、オーディオ系を製作中ですが、回路規模はそれほど大きく無いため、さほど時間もかからず仕上がるのではないでしょうか。PWM出力でアナログ化のポストアンプを外部回路で必要になるなど使いづらいせいかFN1241/1242はあまり製作例も無いため出会う機会がありません。組み上がってからどんな音が出てくるか楽しみです。
 無線で受信することから筐体はプラスチックのものを採用されていて、パネル加工も美しく加工・実装されていました。
 完成するとかなり実用的な製作物が出来上がりそうです。

 今月のおまけ

ハンダ導線
 ハンダ導線

 ハンダで音が変わるのか。よくピュアオーディオ系で題材に取り上げられる事例ですがそこを突き詰めて検証しようという試み。
 なんとハンダをそのまま導線として使い、ハンダの違いで音が変わるのかという検証実験。RCAプラグ〜ねじ止め変換端子を使って、銀入り(Sn4.5N-Ag)、銀+金(Sn4.5N-Ag-Au)、銀+白金(Sn4.5N-Ag-Pt)でケーブルを作成。
 その他、SS47(4.7%Ag)や銅入り(SR-4NCu)、WBTの銀入り(WBT-0800 4%Ag)、KESTER 44、KR-19 RMAなども製作中で試すとの事。それにしてもそれぞれのハンダは結構お高いものばかりですので、無謀と言えば無謀な実験かもしれません。財布には優しくは無さそうです(苦笑)。

試聴中
 試聴中

 デジットスタッフの方によると、明らかに音の傾向が違うものがあるとのこと。
 さすがに1mもハンダを通ると、ハンダの種類によって抵抗値も違いますし、それなりに音響伝送特性へ微妙に差異があるのかもしれません。なかなか興味深い検証実験です。
 今回は用事があって、製作での参加ができませんでした。
 次回参加までに自宅で製作を進めて、仕上がり品を持ってこれるようになんとか製作時間を取りたいところ。

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