ブレッドボードの給電が便利になります。
ブレッドボード用電源ボード
電源電圧＋5Vや＋3.3Vを使うのにいちいち可変電源を持ち出すのが面倒だったとき、ちょうど良いものを見つけました。
ブレッドボードの上下の電源ラインにヘッダピンで給電でき、電源電圧も＋3.3Vと＋5Vの選択ができます。電源ボードへの給電はDCジャックから行います。
電源入力からモーメンタリのスイッチを経て＋5Vの三端子レギュレータAMS1117-5.0を通して降圧し＋5Vラインに給電します。＋3.3Vは＋5Vラインからさらに三端子レギュレータAMS1117-3.3で3.3Vに降圧します。＋5VラインはUSB-Aコネクタにも接続されているのでブレッドボードとUSBへの給電が同時に可能です。
使用されている三端子レギュレータAMS1117の電源容量は1Aですので、普通のブレッドボードレベルの回路構成では足りなくなることは無いでしょう。まあそれだけの電流を流せばかなり発熱すると思いますので、そこまでシビアなコンディションでは使用しないのが推奨条件なのでしょう。
ブレッドボードへの給電ラインはジャンパーの設定で＋5Vか＋3.3Vまたは無出力を選択できます。混在にも対応できるよう、上下の電源ラインは別々に選択できるので5.0/3.3V両方の電圧を同時に必要とする場合は別々に用意する必要がありません。
また給電側のDCジャックのラインの電源をオン・オフしなくても電源ボード側でオン・オフできるため試作時に頻繁に電源オン・オフを繰り返す状況ではかなり便利です。
ただ残念だったのは秋月で販売されているブレッドボードBB-102とは電源ピンの幅が微妙に異なり、電源ボードのほうが1mm弱幅が狭いため挿入できません。仕方なく対応しているMB-102のいくつかと合わせて購入しました。
確かめたわけではありませんが、多分、日本で一般的に流通しているブレッドボードは秋月と同じタイプのものではないでしょうか。