記憶が飛ぶ

 どうやって帰ったか判らない…は、さすがにありません。
記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?
 川島隆太・秦羅雅登著 ダイヤモンド社刊
 記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?
 2007年11月29日 第1刷発行
 ISBN 978-4-478-00082-9

 飲んで記憶が無くなったようですがどういうわけか家に着いている。どうやら玄関の鍵も開けて風呂に入って寝たようですが、どうして家にいるのかわからない。家に着くまでの記憶が無い。どこをどう通って帰ったかさっぱり判らない。どうしても思い出せない。
 さすがにそんな体験はありませんが、飲むと脳の機能が正常に働かなくなるので記憶の機構がうまく動かなくなり見たこと聞いたことなどが思い出せなくなっている状態になるそうです。
 しかし、どうも頭の中には手順を自動化して帰るためのナビのようなものがあるらしく、それが断片化した記憶の状態の中でも家へたどりつけさせてくれるとの事です。
 その他、飲むとどうなるかとかの最新の知見などからいろいろなことがエピソードを交えて面白く紹介されています。ちなみに著者の一人である川島隆太氏は脳トレで有名です。
 酒を飲む人、飲まない人、どちらも楽しめる一冊でしょう。

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