しくじりました

 久々にやらかしました。

取り外したデバイス(LA2284)
 取り外したデバイス(LA2284AG)

 現在PCM1791とCombo Amanero 384を使ったUSB-DACの2台目を製作中なのですが、基本的な部分が組み上がり筐体内に組み込んで電源を入れて少し経つと香ばしい匂いがしてきて、これはなんかヤバイ!となって蓋を開けるとレベルメータ基板への電源が逆挿しをしていました。
 筐体内は焦げ臭い匂いが充満していて内部では煙も出ていたのでしょう。基板類を保持するベースのアルミ板にうっすらと曇りがついて匂いがこびりついていました。さらに筐体の上側には焦げた煙が立ち上ってできたと思われる茶色い汚れまでついていました。
 レベルメータに使用しているLA2284は結構丈夫で数秒の電源逆接続なら耐えた実績があるのですが、今回はよもや逆接しているとは気付かず数分電源を入れていたおかげで完全に破壊されてしまいました。
 取り外したデバイスは電源GNDのあるpin5のあたりにパッケージの膨らみが見えます。相当な高熱になっていたのでしょう。電源を正常な向きに接続し直しても動作しませんでしたので、手間ですがデバイスを除去して交換を行い修復。新しい基板を製作するよりは短時間で修復できましたが、痛恨のミスです。筐体は全部内部を取り外して洗浄し、ケーブル類もアルコールを湿したティシュで拭いて付着している焦げ臭い何かを拭き取るなど後始末が大変でした。
 さらに高熱に曝されたためかフロントパネルのアクリル板にも歪みが生じていて深刻な状態だったのが想像できます。フロントパネルももう一度アクリル板を切り出して穴あけ加工して新規作り直しを強いられました。

 レベルメータ基板への電源はピンヘッダ出しで2550コネクタを使い接続していたのですが、+と-を逆につけてしまったのが原因。
 レベルメータ基板のデバイス交換とともに電源接続部をピンヘッダからXHコネクタに変更して逆挿しできないように再組み付けし動作確認をした次第。

 久しぶりに冷や汗ものでした。
 やっぱり電源のコネクタは物理的に逆挿しできないようにしておくのが一番です。自分自身を信用しないフールプルーフ対策を行うべきでしたね。とほほほ。

2件のコメント

  1. QIコネクタは簡単で安価、100milピッチで万能基板との親和性が高い反面、逆指しの考慮ができなくて厄介ですね。
    PCのUSBコネクタのようにピンの一部を接着剤で埋め、物理的に刺さらないようにする方法も考えられますが、抜け止めが無かったりするので、面倒でもJSTコネクタの採用が手っ取り早いですね。
    ただ、JSTは2.5mmピッチで、25.4mmではないので多ピンは万能基板で使えませんね。これが難点です。
    私は1枚の基板に複数のコネクタが刺さる場合、差し間違えないよう無駄が出てもピン数の違うコネクタを使うようにしています。自分が信用できませんので・・。

    1. コメントありがとうございます。
      横着せずに3ピンにして左右に同一極を配置、3ピンのQIで接続とすれば間違い無いのですが横着したので自業自得です(苦笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA