オリジナルデバイス

 特価品で入手したキャラクタLCDの裏面を見てびっくり。

ドライバ・デバイス
 ドライバ・デバイス
 LCDモジュールはSHARPのLM16257

 かなり昔の製品と思われるバックライト無しの16文字2行表示キャラクタ液晶ディスプレイ。
 ドライバが沖電気のM5259、コントローラに日立のHD44780と1602タイプのオリジナルのデバイスが実装されています。どちらもスタンプ式でかつデバイスメーカーのロゴの入っているところがレトロ。
 HD44780は現在のキャラクタLCDのコントローラとして事実上標準となっており互換品が多数出回っています。今や互換品・準拠品しか入手できないのではないでしょうか。その上、最近のLCDモジュールはCOB(Chip on Board)のためデバイス型番が見えないものがほとんどで、このようにパッケージとして実装されている製品は現在ではほとんど見かけなくなりました。パッケージングしたデバイスを実装するよりもチップを直接実装するCOBの方が低コストになるためでしょう。
 互換デバイスの場合、オリジナルのHD44780には文字パターンが割り当てられていない0x10〜0x1Fおよび0x80〜0x9Fの部分にも文字パターンが割り当てられている場合があり、表示させてみないと判らない時があります。この空きコードで表示できる文字に「時」「分」「秒」などが割り当てられているものもあって、どんな文字が表示されるか全文字コードを表示させてみないとどうなっているのか不明な点があります。
 バックライト不要、モジュールの上下方向のサイズが小さいもので上部横一列の端子配列ではないタイプ(かつお安いもの)を選択しただけだったのですが、なんだか宝物に当たった気分でちょっとワクワクしてしまいました。

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