組み込みで基板上に他の回路と合わせて組み上げるのが面倒くさくなったので。
TM1637モジュール基板
300milパッケージ
TM1637モジュール基板
600milパッケージ
HT16K33同様に多桁の7セグメントLEDをドライブできるTM1637を使いやすいようにモジュール基板化しました。AmazonやAliExpressなどでTM1637を用いた4桁あるいは6桁の7セグメントLEDを用いた安価な表示モジュールもあってお手軽に利用するには大変便利なのですが汎用性に欠けるのでフル機能を使えるようにピン出ししています。マルチキーロールが怪しいのでキー入力は用いないと思いますんがK1、K2の端子のピン出しとSEG1〜8を2列並列にしてKS1〜KS8として使用できる用意はしておきました。
使用するにしても7セグメント+D.P.で6桁というのは結構微妙ではありますが…。
TM1637はDIP品が廃番となりSOP品しか出荷していません。流通在庫があるうちにと取り寄せて置いてあったデバイスで製作しましたが20p SOP→20p 600mil DIP変換基板でも挿せるように300milと600milを並列に配線しどちらのパッケージでも利用できるようにしておきました。一品物ならどちらかでも構わないのですが、今後モジュール基板として使用する場合に部品レイアウトの検討も兼ねています。
ソフトウェア的には先に使ったTM1630は通常のシリアルアウトで制御していますが、TM1637はACKが返ってくるなど微妙にI2C的な動作をしますがI2Cによる通信とはターゲットデバイスのアドレスが無いなど一部異なるため自前で操作する必要があります。一応Arduinoのライブラリがありますがお手軽操作が前提なので数を指定するとその数字表示になるなどお節介な感じで普通にディスクリートで使う分にはちょっと不便ですので低レベルの操作を行えるようなライブラリ化をしてみようと思います。
また先に試したTITAN MICRO ELECTRONICSのLEDドライバTM1630とは異なり接続するLEDはアノードコモンが指定されていますのでアノードコモンの5×7マトリクスLEDの手持ち部品も活用できそうです。