若狭湾へ

 ちょっと出る時間が遅くなりましたが、若狭湾方面へ久々の長距離。
 R173を使い瑞穂まで北上、そのままR27で舞鶴、小浜へと抜けるコースで出かけました。
 以前から気になっていたのですが、昨今の原子力発電に対する諸々で、近くまで来たこともあり原発銀座へ一度行ってみました。
若狭たかはまエルどらんど
 若狭たかはまエルどらんど
 なにやら不思議な施設と思っていたのですが関西電力(高浜発電所)のPR館です。
 エル・シティ・ナンコウは行ったことがあるので、気付くべきでしたが電気(electric:エレクトリック)のもじりで、関西電力PR館は「エル」なんとかと付く施設が多いのです。
 R27沿いのなかなか立派な建物です。
 トロピカルワンダーと呼ばれる熱帯雨林を再現した大型体験施設と、ワンダーツアーと呼ばれるBACK TO THE FUTURE RIDEのようなシミュレータタイプの体験施設が目玉ですが、どちらも有料。ちなみにワンダーツアーは2011年9月末で終了してしまうそうです。
 付随するものには地元紹介のWAKASAスクウェア、キッズプラザのような体験型科学学習施設であるサイエンスワンダー、原子力発電立地の街を紹介するアトムプラザがあります。
高浜発電所
 高浜発電所
 写真で見えているのは3号機と4号機
 さて、R27から岬の先の方まで足を伸ばすと高浜発電所です。
 現在1号機と4号機が停止中。写真で見えている右側が4号機です。
 どちらも加圧水型原子炉ですが、左側の3号機はMOXを使ったプルサーマルによる運転を行っています。
 全部で4機の炉があり、全部で339万kWの発電出力となります。
 現在同型炉(1号機と2号機、3号機と4号機)のそれぞれ1機ずつ停止中ですので、電力供給量はこの半分となっています。
 それでも大阪の南港発電所が60万KW×3で180万kWですので、南港のLNG火力発電所が全力運転しても現状の稼動状態の供給電力よりちょっと上でしかありません。
 (南港発電所ですら、全力運転時で大阪市内の電力供給量の30%程度しかありません)
エル・パーク・おおい おおいり館
 エル・パーク・おおい おおいり館
 残念ながら大飯発電所の前は撮影禁止だった
 大飯発電所の正面駐車場で写真を撮りたかったのですが、写真撮影禁止のプレートがやたらにあり、さすがにここで写真は撮れないと諦めて、手前にあるPR館のエル・パーク・おおいへ寄りました。
 ここは不思議な形の建屋ですが、実はこの右側のへんなドーム状の部分に実際の原子炉の1/3のサイズで作られた模型が収められており、建屋もそのサイズと形状を模しているのです。
 実際の大飯発電所の原子炉建屋もこのようなドーム状です。
 大飯発電所は加圧水型原子炉4基を備え、総出力471万kWと関西電力で最大の発電施設となっており、ここから生み出される電力で京都・滋賀・奈良の全てを賄えるそうです。
 しかしながら定期点検で1号機、3号機および4号機が停止中。117.5万kWの2号機のみが稼動している状態です。
 こんな寄り道をしながら、小浜からいつものように佐々里峠を目指して南下。
 途中の道が先般の台風による大雨のせいか、多数の個所で法面が損傷しており補修工事による交互通行がありました。
佐々里
 佐々里
 とりあえず佐々里でちょっと一服。
 朝方に近畿地方は雨が降った地域があり、夕方から天気がくずれそうな雰囲気があったため、どんよりと鉛色の雲をにらめっこしながら山中を走ります。すでに陽が傾いており、日陰の多い峠道は17℃ぐらいと、軽装で出たのが裏目に出て寒い思いをしました。
 もちろん濡れた落ち葉でも寒い思いをしましたが(笑)。いや、洒落になんないです。
鞍馬寺
 鞍馬寺
 鬱蒼とした山道を下り、鞍馬寺におりてやっと寒さが収まりました。
 この後堀川通を南下してR1にて帰宅。
 このままの気候が続くなら、次回からはインナーを付けて出発ですね。

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