元は家の格式を示したり防火壁だったり。
うだつ
すでに左側家屋が切り取られているので本来の意味をなさないのですがうだつです。
漢字で書くと「宇立」「卯建」と表記されますが本来は「梲」の字を使うとのこと。
最後の文字の本来の意味は梁の上に立てて棟木を支える小さな柱なのですが、その上になす妻壁にうだつを立てることで家の格式をあげたり、民家の場合は袖壁につけることで防火壁にしていたようです。
どのみち絶対に必要なものではありませんでしたので拵える事による発生した費用を払えるぐらい裕福であることから「うだつが上がらない」という用法で地位や生活が良くならずパッとしない様を示すようになりました。
かなり古めの家のようですので、そこそこ格式のあった家だったのかもしれません。