小物工具(#4)

 皆さん方は、部品の整理をどうされていますか?
 多分多くの方はHOZANのパーツケースB10シリーズやB40シリーズをお使いになっていると思います。これは私も過去に使用していた経験もあり、非常に使い勝手の良い、部品をストックしておくには良いケースだと思います。
 しかしながら、私が復帰して趣味としてはじめるにあたっての1回あたりの投資額としては、かなりきついこともあり何か他に代用となるケースはないかと思案していたときに、何気なしにホームセンターで見かけたケースが目に留まりました。
スーパーピッチミニマム SP750
 スーパーピッチミニマム SP750(株式会社リングスターより発売:定価483円)

 残念ながらリングスター社のウェブではなぜか該当商品が見当たらないのですが、終息製品でもないとの事を電話で確認しました。
 このケース、大きさといい、細かいピッチで仕切り板が動かせるところといい、私が求めていた要求によく合っていたため、手始めに整理のために購入しました。
 写真のケースはすでにパーツが入っており、ストックパーツのために利用していますが、実際はなにか作ろうと思ってそろった部品一式を入れておくために利用し始めました。もちろん、ケースの厚みは薄く、トランスやリレー、その他の大きな部品は入りませんが、しょせん大きな部品はがらがらがっちゃんと、箱に放り込んでおいてもすぐ見つかります。抵抗、コンデンサ、トランジスタやICおよびPICなどの部品一式をある程度分類して取り出せるようにしておきながら、場所を取らない大きさのこのケースは、私の目的にうってつけでした。
 部品持ちではありませんので、小物のパーツ類はまだまだ、このケースに入れても十分仕分けることができる状態にあり、重宝しています。
 もちろん、コンデンサ類や半導体類など値の違う部品を広い範囲である程度の数をまとめてストックする場合は、先のHOZAN製のパーツケースがお出ましになることになるでしょう。そこまで部品のストックする財力もありませんので(笑)、必要なある程度の範囲でまとめて入れておきます。作る対象が限られていますので、定数もある程度の範囲で絞られるため、現状では十分の状態です。
 また、持ち運びに苦にならない大きさであること。このケースは、フタ、ケース本体、ロック部分のケース各部が別パーツで構成されており、非常に堅牢です。よくあるプラスチックの可塑性を当てにして、一枚板を折れ曲げただけのジョイントと違い、何度も開閉したりロックしたりしてもまったく機構的な不安は無く、非常に長持ちしそうです。唯一の難点はポリプロピレンコポリマーで作られており、静電気の発生源となりそうなことです。
 静電気に弱い半導体を入れる場合は、導電性スポンジに挿して保存する必要がありますが、通常の取り扱い保存時も同じようにするのですから、その点はあまり苦にならないというか、スポンジごとケースに入れるならどのケースでも同じ・・と割り切っています。
 日曜工作家にとって、作成対象物に部品がまとまっているのは非常に便利です。複数のプロジェクトが平行していても、ばらっと部品を置いたままにできる会社の試作場とは違い、限られた机の上を有効に使うために、毎回片付ける必要があるからです。そのあたりは納期無しのアマチュア作業の良いところで、いつでも中断、いつでも再開、とできるために精神衛生上再開できるように準備するために片付けるという事が必要になるため、小分けにしておきいつでも取り出せる現状は大変満足しています。
ストックパーツ
 ストックパーツと、製作物単位で積まれている状態

 セット部品を入れているものは、付箋でお品書きが書かれている
 ただ、このケース、あまりホームセンターに置いていることが無いんですよ。あっても違う品番だったり、品切れだったりと人気がないのかなぁ・・・。

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