前衛的

 大阪市営地下鉄駅の壁。
壁の装飾
 壁の装飾
 なにやら現代アート的な模様のような物が描かれています。
 一見するとアトランダムな直線と円。まさに前衛的なアート。
 これには文字が隠されていて「炭屋橋(すみやばし)」と描かれているのです。
 この駅は四つ橋駅なのですが、他にも3ヶ所の計4ヶ所にこのような隠れた文字が描かれています。
 そう、地下鉄四つ橋駅の壁には四ツ橋の地名の元となった4本の橋の名前が構内4ヶ所に図案化されて描かれています。
 大阪に唯一存在した堀川の交差部で長堀川と西横堀川の交差部に架かっていた4本の橋がその地名の由来です。写真で示される炭屋橋以外の橋は、下繋橋(しもつなぎばし)、吉野家橋(よしのやばし)、上繋橋(かみつなぎばし)がありました。
 もともと交通の要所だったのですが、堀川が埋め立てられ、道路となった後にもこの交差点は交通の要衝となり、大阪市電唯一(日本産で国内初でもある)のダイヤモンドクロッシング(十字交差)がおかれました。
 市電が廃止され四つ橋筋、堀川通となった現在も大変交通量の多い交差点です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA