蛸石

 かなり有名ではないかと。
蛸石
 蛸石
 この巨大な石は大阪城の本丸入口である桜門を入ってすぐにあります。
 大きさは36畳敷あり、重さは推定100トン超え。もちろん大阪城で一番大きい石で、「蛸石」の名前の由来は表面左端に茶色の蛸の頭型の染みがある事からだそうです(諸説あります)。その巨大さは写り込んでいるベビーカー連れの方と比較すると一目瞭然ではないでしょうか。
 もっとも蛸石はその面積が大きい割に厚さがあまり無く、この背後には小さい石で石垣が組まれており、化粧石のような役割もしているのではないかとの研究もあります。
 それでもこの巨大な石はどうやって運搬設置されたのでしょうか。実はあまり当時の記録が残されていません。切り出した場所から船を使って海を経由して運んできたのは確かなようですが、そこから大阪城までどうやって運搬したのか。
 修羅に載せて人力で引いて運搬したというのが一番有力な説ですが、それにしてもこの巨大な石を人の力だけで運んだというのは容易には想像つきません。
 大阪城にはこの蛸石の他にも多数の巨石があり、振袖石や見付石、肥後石などの名前をつけられている100トンクラスの石がゴロゴロしています。大阪城散策の際に探して見て回れられるのも楽しいのではないでしょうか。

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