茶屋町

どんな地名にも由来はあります。
茶屋町界隈
茶屋町界隈
左側の高い建物がホテル阪急インターナショナル、右側の変な形のビルがMBS、その手前はLOFT梅田店
毎日放送が千里から茶屋町に移ったことから一気に地名の著名度が向上しましたが、元はといえば茶屋のあった事に由来します。
茶屋という響きに現在の喫茶店を連想するかもしれませんが、江戸時代の茶屋というと「出会い茶屋」「色茶屋」のことを指しまして、いわゆる連れ込み、現在で言うところのファッションホテルなるものを指します。
料理主体であれば「料理茶屋」、現代の喫茶店のように、お茶とお茶請けのでてくる茶屋は水茶屋で、「掛け茶屋」もしくは「茶店」となり、本当のお茶の葉を売る店は「葉茶屋」と呼びます。
この茶屋町界隈は、鶴の茶屋、萩之茶屋、車の茶屋という3つの名店があり、茶屋界隈として「茶屋町」という地名に至っているのです。ここ近年は再開発などの事由に依り退去を強いられている民家が多くあります。
鶴の茶屋跡石碑
鶴の茶屋跡石碑
石碑が建てられているがすでにひび割れが…
鶴の茶屋跡の石畳
鶴の茶屋跡の石畳
写真には写っていないがいまや猫通りと化している
このように、明治以前としては大変珍しい石畳(舗装)の路が残されている界隈なのです。
しかしながら都市開発と称して町並みを変えてゆく業者が再開発のターゲットとして大阪の超一等地を見逃すはずがありません。マンションやら商業施設のために立ち退きをされた家屋も多く、半ばゴーストタウンの様相を示しています。それらに勝手な自己表現をしている輩も多くあまり雰囲気が良くありません。
移ろい逝く都市の風景としては仕方の無い事なのかもしれませんが、一度無くしてしまうと取り戻しが出来ないものも多くあります。
[参考文献]
牧村史陽編 講談社学術文庫 大阪ことば事典第13刷
チャヤ【茶屋】の項を参照

2件のコメント

  1.  残念ながらこの茶屋町界隈の古い町並み、もう1〜2年ぐらいしかもちそうにありません。
     今年の9月で退去をしなければならないブロックもあるそうです。マンションが建つらしく、間もなく殺風景になってしまいます。

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