震災余波

 電池が店頭から消えているという記事をお出ししましたが、他にも消えているものが。
携帯ラジオ品切
 携帯ラジオ品切
 いや、分かるんです。
 停電していると情報入手先にテレビが使えない、インターネットが使えないなどAC電源を必要としている機器は全てアウトになりますので、電池で稼動する携帯機器であり、携帯電話のように双方向通信ではありませんが、有用な機器です。
 実際に、今回の震災発生後はずっと自作のラジオを枕元においてニュースを聞いておりました。
 乾電池一本で、か細い音量ではありますが静かな部屋だと十分な音量を得られるうえ、低消費電力ですから数日はへっちゃらの優れものです。
 テレビはセンセーショナルな映像ばかり流しますし、ニュースソースとして演出が過剰に入るため、あまり信頼性が無いのを今回の報道で痛感しました。
 ラジオのAM放送は、それらに比べると淡々と報道を続けていましたので、情報入手先としての優秀さを再確認しました。特にNHKラジオはコマーシャルも入りませんし受信料も不要です。
 で、今回の事態で、電池式の携帯ラジオに群がったのでしょう。
 懐中電灯と同じでみんな一斉に購入して、店頭での次回入荷未定という事態に。
 工場も罹災しているメーカーもありますし、部品工場も罹災しているところがありますので、いまさら増産や生産再開もままならぬ事態だというのは認識していますが、これは購入側の状況がひどいとしか思えません。
 FM放送も入るラジオともども、携帯型のラジオはほぼ店頭から消滅。
 多分、街の電気屋さんとか地方に行くと、こんなにひどい状況ではないと思うのですが、大都市だと購入人数が半端無いので、日ごろからそれほど出る商品でもありませんから、あっというまに売り切れです。
 電池が品薄、で、さらに電池を使用する機器の使用量が増える、さらに電池の需要が増えて品薄になる、という悪循環が発生しているように思えます。
 決してエイプリルフールネタではございません。

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