TA2078プリセットイコライザー

 これまたディスコンのデバイス。

TA2078Pメイン基板
 TA2078Pメイン基板

 2chのオーディオ信号(ステレオ・オーディオ信号)を3つのモードで高域・中域・低域をブースト・ドロップするトーンコントロールを単電源で使えるお手軽デバイス。
 モードはノーマル(フラット)、ロック(高域+低域増強・大)、クラシック(高域+低域増強・中)、ポップ(中域増強+高域・低域抑制)となっており、聴いている音楽シーンに合わせて何となくいい感じ(笑)にイコライジングしてくれるようです。データシートを見る限り内部のトーンコントロール回路を内部の抵抗と外部接続のコンデンサで組み合わせをスイッチによって変更しているだけで細かな調整は出来ない事が分かります。
 それほど高音質なデバイスとは期待していないのですがTHDが0.01%とそこそこ低歪。フィルターを構成する抵抗はデバイス内部なのでどうしようもありませんがフィルタの外付けコンデンサには部品スペースの制約もあった事もあってメタライズド積層フィルムコンデンサのニッセイMTF(0.068µF・0.022µF)とWIMA FKP2(2200pF)を、入出力のDCカットおよび電源デカップリングの電解コンデンサにはオーディオ用途であるnichiconのFG(FineGold)を使用してみました。
 モード設定と表示には外部にMCUを接続して行う予定のためモード設定外部に引き出すコネクタを用意しました。
 次は外部の制御部とともに筐体に組み込む予定です。

【TA2078プリセットイコライザーの記事一覧】

 TA2078プリセットイコライザー(完成)
 TA2078プリセットイコライザー(#2)
 TA2078プリセットイコライザー(#1)この記事です

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA