外部からTA2078のモードを変更・制御します。
制御基板
汎用ロジックのフリップフロップと2to4デコーダを使えばできそうな構成ですがMPUを使用して制御部を製作。MPUにはAVRとPICのどちらを使用するか悩んだのですが、とりあえず手持ちで数があったPIC16F628Aを使用した制御部を製作しました。半導体不足と円高のおかげで今やすっかり高額なMPUになってしまっています。
動作は単純でモード変更スイッチを押すたびにモードがFLAT→ROCK→CLASSIC→POP→FLATと巡回し、そのモードをLED表示すると言う単純な構成です。モード変更スイッチは長押しすると自動的に次のモードへ遷移するようにしました。また、モードを変更するとEEPROMに記録し、次回起動時に読み出して変更した最後のモードでセットアップします。
ICSPを用いる予定でI/Oのピンの空きに余裕があることからデバイスのプログラミングに使用するために必要なポート以外でI/Oを構成しました。
モード表示をLEDの点灯位置だけで示すのではなく、それぞれを異なる色で表示するようにしました。白、赤、黄、青緑となんとなく信号風に配色したのですが、それぞれのLEDの明るさの差があまりにも大きすぎ、電流制限抵抗を全て同じ抵抗値にするのは無理があってそれぞれの色別に視覚的に同じぐらいの明るさになるように抵抗を取っ替え引っ替えして実際に点灯させて選択しました。
一番明るく光るのが青緑、次いで白、赤、黄となりました。実際にLED点灯時のVFを測定したところ一番暗い黄で数mA、明るい青緑や白は1mAもあるかないかの電流値でも十分明るく視認できます。
(ファームウェアは至極簡単なものなので掲載しませんが需要があればアップします)
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