製作体験会

 引き続き参加させていただきました。

製作体験会会場
 製作体験会会場
 共立電子産業 本社ビル 1Fセミナー室

 前回に引き続きデジット主催のオーディオキット製作体験会に参加させていただきました。開催は21日と22日の2日です。

製作会の様子
 製作会の様子

 皆さん黙々と作っています。静かです。
 今回の参加された方々の製作で多かったのがギター関連。エフェクターとギターアンプやギタープリアンプキット、はたまたギターアンプに組み込む目的に作るTD-3886 20Wパワーアンプなどなど。
 その他、スピーカーボックス、ハイエンドヘッドホンアンプにデジタルアップサンプリングのセットの組み立てを継続して挑戦していらっしゃる方など様々です。
 製作体験会に参加すると、とにかくフルサポートが最大のメリットでしょう。
 デジットのキット開発の方も含めたスタッフが絶対に「完動する」まで面倒を見てくれます。時間切れで不動の原因が追求できなければ、製作物をお預かりしてでも動かすという力の入れよう。
 ですので、「半田ごてを握ったことも無い」もしくは、「中学校の技術の授業以来」という人でもちゃんと完動するまでサポートして頂けます。時間が足りなくなるとサポートだけではなくヘルプも入り、動作する物を持って帰ってもらうのです。
 ものづくりを体験してもらって完成・感動したときのハッピーな感覚を体験してもらうのが目的ではないでしょうか。そういう意味ではオーディオキットは、完動すれば音が出るという、すぐ結果が判るキットの王道ですので、すなおに自分の手で作りあげた物の完成に感動を体験できる良い機会だと思います。

デジタルオーディオ実験基板群
 デジタルオーディオ実験基板群
 ラインアップ製品がありすぎて迷うくらいである

 会場にはデジットのキット群がご覧のように整然と陳列されています。特に最近力を入れている、デジタルオーディオ関連はどのように組み合わせて自分のデジタルオーディオシステムを構築するか迷うくらいの数があります。
 また一部、開発中の製品のデモも行われていました。
 写真のものは非同期アップサンプリングコンバーターの試作品です。現状は複数基板で構築されている非同期192kHz/24bitまで対応のアップサンプリングコンバータですが、単一基板で構成してLCDディスプレイも付くなどして操作性もアップがなされるようです。

アップサンプリングコンバータ
 アップサンプリングコンバータ(開発中)

デジタルディレイキット
 デジタルディレイキット
 ケース、ボリューム、つまみやスイッチ類などはキットに含まれていないので注意

 今回の製作は、いつぞやに購入して死蔵していたデジタルディレイのエフェクターキットですが、やっと日の目を見て組み立てることになりました。数年寝かしておくと音が良くなる…わけはありません。本の積ん読(つんどく)状態でお恥ずかしい限りです。
 ちょっと基板が大きいので大事を取ってケースにはタカチのアルミダイキャストケースであるTD9-12-4Nを使ってみました。デジットのエフェクターキットの基板のサイズが微妙にHAMMOND 1590Bの裏蓋に収まらないのです。1mmほどなのですが…。ちなみに前回のオーバードライブの時は基板をヤスリで削って無理矢理小さくしました。本当に少しのサイズの差なので製品基板を調整してもらいたい所です。

デジタルディレイ基板完成
 デジタルディレイ基板完成

 キットには入出力端子を含む外部接続にピンヘッダを使う想定になっているのですが、そのままピンヘッダを活かしてQIコネクタ(2550コネクタ)で組み立てるとコネクタの部品高さが高く、筐体内の高さに収まらないので、キットに添付のヘッダピンから日圧のXHコネクタに変更して製作しました。接続線はBELDEN8503を用いてコンタクトピンを圧接してセコセコと内職仕事で組み立てます。
 BELDEN8503はかなり固めの線材ですので、前回同様基板は固定せず、線材の変形だけで基板を浮かせて保持させます。
 今回の製作会ではマイ・ギターを持ち込んで試奏し、音を確かめる方が何人かいらっしゃいました。
 苦労して自分で製作したエフェクターの音に感動だと思います。なにせ、世界に一つしか無いエフェクターです。完成後にコンデンサの変更や定数を変更するなど改造(いわゆるMOD)をする事が気軽にできるのもキットならではです。
 自分で作って自分で改造、すきなだけ遊べます。
 実際に、製作体験会で製作後、動作確認時に好みの音に変更したいという方がおられ、部品定数を変更して特性変更をおこなって満足して持ち帰られた方もいらっしゃいました。
 市販の完成品ではできない楽しみ方がキットの醍醐味では無いでしょうか。
 最後になりますが、会場の設営・撤収を含めサポートいただいたデジットのスタッフの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

2件のコメント

  1. 製作会お疲れ様でした。
    自分は日曜日にも朝から参加したかったのですが、前日に作成したスピーカーボックスを車で取りに来ただけで終わってしまいました。これからゆっくりと塗装に時間をかけて完成させたいと思っています。
    エフェクターの製作もいいですね!ちょっと興味が出てきました。

  2. 製作会お疲れさまでした。
    スピーカーボックスは待ちの時間が長いのが難点ですね。
    でも自宅ですると場所も取るし、重しも考えないとダメですから、製作体験会は絶好の機会ですね。
    MDFの継ぎ目をきっちり取って塗装すると、売り物みたいにきれいになりますよ!

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