先日の製作体験会でちょっと改造を行いました。
IC2段実装
HCU04を使ったヘッドホンアンプですが、お勧めを受けたこともあり2段重ねにしました。デバイスメーカーおよびロットを同じにしたデバイス(テキサスインスツルメンツ)をスタックし、全ピンをハンダづけし、ソケットにあったHCU04(JRC)と換装。
たったコレだけの事ですが、抜群に音が良くなりました。出力に余裕ができたのでしょうが、しんどそうだった音が普通にすっきりした音へ変わりました。もう一段足すとさらに良くなるらしいですが、ケースに入らないのでこれで我慢です。
ン十円のデバイス1つでこんなに変わるのかと感心させられました。
YAHAアンプ電源強化
これまた先日に製作していたYAHAアンプ(12AU7+NE5532DD)ですが、スイッチング電源での電源ノイズ対応を行うため手前にフィルタとコンデンサを追加。
コモンモードチョークで同相ノイズ成分をカットし、残留ノイズの低減と電源インピーダンスを下げるためにデジットで在庫限り特売をしていた低インピーダンス105℃品の電解コンデンサ35V/470μF×10本をパラにし、これらのコンデンサの前後とコモンモードチョークの前に0.1μF/50Vの積層セラミックコンデンサを入れた基板を電源スイッチの出口とメイン基板の間に挿入。
もともと繋いでいたスイッチング電源由来のノイズは始めから聴こえない状態ではありましたが、今回の電源強化を行った事でよりしっかりした音になりました。
本当はスイッチング電源を筐体内に内蔵するべく画策していたのですが、電源の上をライン入力線が通る事になってしまい、ノイズが重畳される恐れがあったため外部電源専用に変更しました。
YAHAアンプについての改造案件の残案件、電源ラインのヒューズを追加するのが宿題です。