AirPlay化

 Raspberry Piのその後。

AirPlay化したRaspberry Pi
 AirPlay化したRaspberry Pi

 Raspberry Piを購入してからいろいろと進みました。
 まず専用ケースを購入(ラズベリー色)。全てのコネクタが外に出ている上に、GPIOからフラットケーブルを使って外にも引き出せる仕様に惚れてしまいました。ステータスランプ類が見やすいのもgoodです。
 そもそもなぜRaspberry Piを購入したかと言うと前回もチラと書きましたが、AirPlayデバイス化してネットワーク先の再生デバイスとして仕立ててやりたいのが目的です。
 AirPlayとはiTunesの再生で音の出口をPCやiPod以外の外部デバイスを指定する事ができる機能です。
 AirMac Expressを昔から無線ルーター代わりに使っていたのですが、アナログ出力しか無い上に出てくる音の質がイマイチだったので、AirPlayのデバイスとして使用していませんでした。
 どうも世の中ではAirPlayデバイスとしてRaspberry Piを利用している事を小耳に挟んだので、よし、やってやれと一念発起したのが今回のプロジェクト。有線のネットワークではなく無線LAN(WiFi)経由でないとiPod Touchから直接再生できませんので、無線LANのアダプタを追加しています。
 OSはNOOBSではなく、Raspbian(Debian系Linux)を導入、Class 10の8GB SDカードにOSイメージをインストールして初期設定をこなした後に必要なソフトウェアをインストールしたり、設定ファイルを目的にあわせて書き換えたりして、無事AirPlayデバイスとして使用できるようになりました。
 インストールしたソフトウェアは以下の通り
・shairport(AirPlay)
・hostapd(アクセスポイント化)
・dnsmasq(WiFi側のDHCPサーバーとして)
 そのほか必要なモジュールもインストールします。
 詳細な内容はライフハッカーの記事を参照してください。ただし、日本語版の記事にはコマンドラインの説明に改行が正しく入っていないなど問題がありますので、コマンドライン等については英語版の原文を参照した方が間違いがありません。
 写真はオーディオキット製作体験会にお邪魔した際に、3Dシステムを音の出口としてCameo #3からのUSBを外してこちらの出力から鳴らしている状態です。
 有線LANが無い状態でスタンドアローンで動作するようにアクセスポイント化。WiFi接続先にRaspberry Piを選択すればDHCPサーバ機能により自動的にIPアドレスを振ってiPod TouchやiPhoneからWi-Fiの無線LAN経由で音楽を再生する事ができるようになります。
 再生するのにいちいちPCを起動したりする必要も無く、気軽に音楽再生できる大変快適な音楽ライフ(死語か?)を過ごす事ができるようになります。
 この後はRaspberry Piを組み込んだミュージック・ステーション・コアの構築に進めたいと思っています。今回の無線はもちろん、有線経由でもAirPlayもでき、USB入力、S/P DIF入力、アナログオーディオ入力となんでもできるAVアンプ的なものへと発展させて行きたいと構想を練っています。

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