秋月USB-DAC

 死蔵していたUSB DACを使ったUSB接続アンプをサクッ(苦笑)と作りたい。

USB DACモジュール
 USB DACモジュール

 か〜な〜り以前に購入だけしていた曰く付きの秋月発売のUSB-DAC(M-02404)を使って、使えるようにします。なんか文法おかしいかもしれませんが、要はそのままでは使えないのを改造してちゃんと目的の動作をさせたいという事です。
 この基板、噂ではApple PowerMac G4 Cubeに搭載予定だったそうですが…。
 まあ、設計ミスだかなんだかの不具合があって採用されていないからジャンク市場に流れているんであって、当然ですがそのままでは使えない状態なため、改造する必要があります。

基板裏面
 基板裏面

Appleのマーキング
 Appleのマーキング
 ちなみに基板の裏面には「APPLE COMPUTER INC. ©2000」の文字がちゃんと入ってる

 そのままではMUTEの信号が常にアクティブ(プルアップ)になっているのでAUX出力は出ますが、スピーカー出力から音が出てきません。USB-I/FのUAC3552AのGPIO出力がMUTE信号に接続されていて、本来はドライバを介してソフトウェア的にMUTEを解除する仕様のようです。
 このあたり、ソフトウェア制御を前提として設計されているのがAppleらしいと言えばらしいです。そのためソフトウェアによる制御無しに電源オンでMUTEを解除された状態にするためにはプルアップ処理を無効にしてGNDへ落としてやる必要があります。
 付属の説明書ではチップ部品(0Ω)を外してジャンパを3本飛ばすように指示がありますが、先人達のすばらしい努力の結果、外した0Ωを別の空きパターンに.付け替える事で同じ結果が得られるようなので、その情報に従って改造しました。
 この基板、電源がややこしい事になっていて+5Vを昇圧して+12Vにし、T級アンプであるTA1101Bに給電、その他のロジック系にその昇圧した+12Vをシリーズレギュレータを用いて+5Vに改めてドロップダウンして給電しているという強烈な造りです。そのため電源周りを改造しないとまともに鳴らすためにはバスパワーでは電流容量不足で利用不可と思ってよいでしょう。
 外部との接続に実装されているコネクタをなるべく使いたいため、2mmピッチの日圧PHコネクタを用いて外部との接続を行いました。
 電源を給電するためのコネクタが無いためなんらかのコネクターを付けてやる必要があります。本来はマザーボードに基板間接続の連結ピンか何かが出ていて差し込むだけの仕様のはずなのですが、そこまで対応しようとするとちょっと面倒くさいですね。
 音出しはまだ先になりそうですが、なんとかこぎつけたいと思います。AUX出力だけでUSB-DACオンリーの使い方もありかな…とも思ったり、せっかくパワー・アンプがあるのだから使ってやったほうが良いはずだ…と思たり悩ましいです。

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