日本の心が見える

 千利休に学ぶ「侘び」。

わびさび屋
 わびさび屋

 日本特有の表現というか美意識というか概念で明晰な説明がしにくいですね。
 日本以外の国で生まれ育った人には大変わかりにくい概念である「侘び」「寂び」。

わび【侘び】
 飾りやおごりを捨てた,ひっそりとした枯淡な味わい。
さび【寂び】
 古くなって新鮮でなくなったり,色があせたりする。
(スーパー大辞林より引用)

 辞書からの引用でだけでははっきりしませんし説明しきれているとは思えませんが、その一端を垣間見ることはできます。実際には「侘び」「寂び」では無く「侘び寂び」と2つの言葉を合わせて使うことが多く、2つの概念が融合して重ね合わされた概念なのです。
 足りないものがったり汚れたり欠けたりしたりする不完全さが侘び寂びの真髄と言えるのでは無いでしょうか。そこから認識して高みを目指したり、完璧を求めず不完全を受け入れて楽しめる心の持ち方があってこその侘び寂びの境地。
 果たして侘び寂びを感じる事ができるのか…。

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