デッドマンスイッチ(完成)

 ケースに入れて完成。早速利用開始しました。

デッドマンスイッチ
 デッドマンスイッチ

内部配線
 内部配線

 AC100Vを使う場合は内部配線も気を遣いますね。ロジック系とは完全に配線位置を分離しておきましたのでACラインの誘導ノイズがのる事は無いでしょう。
 ケースは金属製にするか悩んだのですが、ハンダこて台の大きさと似た大きさの丁度良いサイズが見当たりませんでしたのでプラスチックケースになりました。穴開け加工等も金属ケースに比べると大分と楽できます。特にACインレットやアウトレットは真四角ではない穴ですので工作時間がかなり短縮できました。

フロントパネル
 フロントパネル

 操作ボタンは2つ。
 LEDはACオンを示すパイロットランプ、その下はサウンダーの音出し穴。
 赤いボタンがハートビートボタン。
 押してスタートすると、残り時間表示になり、動作中を示す1の桁の小数点が1秒周期で点滅します。カウントダウン動作中は1分毎に短い音でお知らせ。タイムアップすると長い音が鳴ってACの通電オフになります。
 本来のデッドマンスイッチであれば、タイムアップして通電オフになると一度機器の電源を落として再起動させる必要があるのですが、それはちょっと面倒くさそうでしたので一度タイムアップして通電オフになってもハートビートボタンを押すと同じ動作を繰返し行えるようにしました。
 黒いボタンがセットモードボタン。
 通電オフ(LEDがーー表示)の時に押すとタイムアップ時間をセットするモードになり、タイムアップ時間(分)の表示になります。その状態でこのボタンを押すとタイムアップ時間を5分ずつ繰り上げます。電源オン時の初期値は15分、最長の時間は60分で、そこでさらにボタンを押すと最短の5分になり、同じ操作で設定時間は巡回します。
 セットモード中にハートビートボタンを押す事で時間の設定を終了し、通電オフ表示となり動作開始待ちに戻ります。
 精確な意味でのデッドマンスイッチとは少し動作が違いますが、切り忘れ防止タイマーみたいな使い方をしたかったので、これで良いと考えています。
 これで半田ごてを使った工作作業中に割り込み等が入っても電源を切り忘れるような事から開放されそうです。
 プログラムのソースファイルを置いておきます(こちら:main.c)。
 少し不具合(毎分に鳴るライブノーティスのサウンドがたまに2回鳴る)が残っていますが、目的とする動作には問題ないので追求していません。
 一応こういう事を書いておかないとならない世の中というのは面倒ですがお約束なので…
 個人で製作・利用の場合に限りご自由になさってけっこうですが著作権を放棄しているわけではありませんし、工業化所有権を放棄しているものでもありませんので、このプログラムを用いて製品を製造する等はご遠慮下さい。
 またこのプログラムは無保証です。利用において生じた不具合・事故などは利用者の責任に帰属し作成者(なんぎ)には一切の責任を負うものではないとします。
 以上の点をご了承した上でのみ、ご利用下さい。

2件のコメント

  1. パネル加工が綺麗ですね。
    LEDの角穴をまっすぐ、綺麗に開けるのは大変面倒なうえ、気を遣います。
    スイッチの頭を沈ませているように見えますが、パネルに押しボタンスイッチが付いているのでしょうか?それとも穴からスイッチの頭が見えているだけでしょうか?
    LED穴も真円で綺麗です。ローソク研ぎしたドリルを使ったのでしょうか?鉄鋼ドリルですと、三角穴(というかお結び形状)になりがちです。
    必殺NC加工機を使ったのでしょうか?でも角穴の角は丸くなって手加工が必要だし・・。
    当方、仕事で使う一点物づくりが大半ですが、多くの人に触れるため、できるだけ出来映え良く、綺麗にケースを作りたいと考えています

  2. コメント頂きありがとうございます。
    いろいろとお褒め頂き恥ずかしい限りです。
    LEDもスイッチ(ボタン部分が長いタイプのタクトスイッチ)も全部基板に取付けてあり、穴明けをしてパネル上に顔を出している状態です。
    スイッチ類はあえて普通の押しやすいパネル付け押しボタンではなく凹ませてパネルツライチにしました。誤って押す事で電源が入ると困る事からの配慮です。
    穴開けは基本鉄鋼ドリルでオモチャみたいな小型のものですがボール盤使用です。
    角穴の角は四角や平ヤスリではなく、半月あるいは三角で角を出しています。やりすぎると角が出過ぎてしまいますが(苦笑)。プラスチックの場合はカッターナイフで切り込んで角を出すときもあります。
    角穴加工は途中までは鉄ヤスリですが仕上げの細かいところはダイヤモンドやすりで慎重に削るぐらいでしょうか。
    ご参考になれば幸いです。

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