趣味として復活

 なにを今更…かも?
 ずっと購読していたトランジスタ技術で、1999年頃からPICと言うマイクロプロセッサが掲載され始め気にはなっていたのですが、2002年の11月号に掲載された『PICツールボックス』で今まで種火だった状態が点火されてしまいました。
 これなら自宅でもごそごそ電子工作の趣味が復活できそうだとの確信を得てから、まずこのツールボックスを作成し、環境を整えて、組み込みプロセッサの世界に入ろうと思い立った。
しかしながら道は険しく、実家に置き去りにしていた工具類や部品等は全て処分されてしまっていたので半田ごてを初め、全てを一から徐々に揃えるところから始めなければなりません。半田すら無い状態で電子工作もなにもあったものではありません。また、ハンダ付けも10年以上やっていなかったこともあり、簡単なキットから『慣らし』を始めて徐々にカンを取り戻す事をしました。
 工作機械や工具類も無いので、卓上ボール盤、リーマー、ヤスリ等の工具類からネジ・ワッシャ類などの小物機械部品まで。ドライバ、ワイヤストリッパーやニッパーに至るまで揃えるなにやら遠大な計画になってしまいました。
 当然抵抗1本、コンデンサ1つにしても手持ちの部品が全くありませんので、徐々に買いそろえ、都度毎回日本橋へ行く手間を徐々に減らすようにしました。よく使うトランジスタやLED、炭素皮膜抵抗は秋月の通販でまとめ買いし、ストックしています。
 私の会社の社長のご好意で、先のツールボックスのメインユニットのパネルを加工して頂き、中身の工作に移り、スイッチング電源ユニットや配線材や端子類等も含めて何度も日本橋へ足を運び、検討して、参考にさせていただいたツールボックスの私仕様を作り終わったのは2004年の2月頃。思い立ってから1年以上かかってしまいました。
 おかげで電源は正負電源が必要でない限り、十分な範囲で使える上、PICのライタまでユニットにビルトインしているので一通り完結でき、元の作者の小田島さんのおっしゃる通り快適です。持ち運びできるのが最大の強みでしょう。自宅据え置きには無いフットワークで使えます(実際に出張中のホテルで時間を持て余す時に使いました)。
PICツールボックス
 作業台全景
 左にあるのが自作ツールボックス。キーボードの奥に積んであるのがパーツ類。
 その他の部品類のストックも徐々に買い足しを行い、そこそこ自宅に居るだけで完成までもって行けるようになったのはつい最近です。あとはコンデンサ類を買い貯めるぐらいでしょうか。小物はそこそこ充実してきました。
 作りたいリストが増えてきて、なかなか時間が取れずに作成まで手が回らないのが現状の問題点です。

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