Ras-PI pico DAC

 Interface誌掲載のDACを製作してみました。

pico DIY DAC V2.0a
 pico DIY DAC V2.0a

 Interface 2023年3月号掲載の「ハイレゾ&I2S伝送対応![新]ラズパイPicoDACの製作〈1〉THD+N0.0049%で低ノイズ&低ひずみ!新基板の設計と製作」の基板部品セットが秋月から発売されていたので入手・製作しました。
 Raspberry PI picoを使い初出からノイズ対策を施した改良基板とその部品のセットから組み立てます。部品の判別と基板上のマーキングを部品表記載の部品番号通りに実装すれば完成できるので初心者の方でもそれほど手を煩わせる事無く組み上げることができると思います。部品セットの小型抵抗はカラーコードが見辛い(コードの帯が細い&色が判別しにくい)のでテスターの抵抗レンジで測定して判別する事をお勧めします。
 最終段の抵抗(R18, R28)をヘッドホンの能率により調整することができるようにする場合は基板上に記載が無い部品表でP1〜P4となっている丸ピンソケットをR18, R28の実装位置に取り付けすることで完成後も変更が可能となります(これは説明書に記載がありません)。私の場合はヘッドホンではなく出力をライン入力へ接続するため回路図通りの100Ωで直付けとしました。
 また74HCU04が直付け指定(ソケットが部品セットに含まれていない)でしたが、特性が下がるのを承知で丸ピンのICソケット実装に変更しました。もし、いや万が一、ありえないと思いますが破損した場合に交換できるようにしたかったからです。
 個人的な感想ですが現状常用している自作PCM1791 DACに比べると硬めの音の印象でした。実際に出た音を以前に製作したAudioDispを使って簡易的に観測してみましたが微妙に特性が違うようです。音量を上げると特性が変化する状態が異なりました。どちらが良いとかではなく好みの問題でしょうが個人的には慣れ親しんだPCM 1791 DACの方が合っているようです。

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