いわゆる掘り出し物を店頭探索で見つけたパーツ。
処分品でしょうからジャンク部品扱いですね。
2桁7セグメントLED
デジットの店頭で見つけたダイナミック点灯用の2桁7セグメントLED(10個1パック・デジット蔵出し未掲載)。スタティック接続に比べて劇的に配線数を減らすことができる便利なデバイス。
デバイス側面に記載がある型番らしき文字から検索するも製品もデータシートのどちらもヒットせず。どういう部品なのか素性が知りたいところですが、とりあえず使うためにはピン配置がわからないとどうしようもないので調べます。
だいたいこういう部品は発光素子の位置からデファクトスタンダード的なピン配置が決まっているのでアタリをつけて調べます。ただダイナミック接続の2桁タイプで12ピン(6×2)は珍しいピン数なのでコモンのカソードピンを先に見つけてから、どのセグメントが点灯するか調べました。2桁スタティック接続のデバイスなら普通はDPを含めた8セグメントにコモン端子が加わって18ピンですが、ダイナミック接続はa〜g+D.P.の各セグメントと各桁のコモン端子になるので最低10ピン、コモン端子が2箇所にある場合で12ピンというピン配置となります。
ピン配置(左側D1 右側D2)
内部接続
調べてみた結果が上図。まさか無接続端子(NC)があるとは思いませんでした…。
どのピン間でLEDが点灯するかをテスターのダイオードテストレンジで調査し、何も点灯しないピンがあるので導通テスターで接続を確認したところどの端子とも接続がなく、共通の桁コモン端子ではありませんでした。
他の同等品との互換性を維持するにしても無接続の端子にのみ桁コモンを接続しているとしたら差し替えても正常動作しないと思うのですが設計上これで良かったのかの疑問が残ります。パッケージ的に2ピンにかかるコストも大量生産品の場合無視できないとも思っちゃうんですがどうなのでしょうか。