北梅田地下道

 梅北エリアの再開発でほぼ一世紀にわたった役割を終えます。

北梅田地下道(大淀側入口)
 北梅田地下道(大淀側入口)

北梅田地下道(通路内部)
 北梅田地下道(通路内部)
 いずれも撮影は2018年7月夜

 梅田貨物駅が出来たことからそれまで横切る形で東西にあった梅北道路が廃止。
 道路が廃止されたことにより周辺住民は大回りを強いられ生活に支障が生じました。特に通学していた低学年の学生には距離的にも時間的にもしんどい状態に。そこで地元が当時の鉄道省(現国土交通省)に陳情し、昭和3年(1928)についに駅構内の地下に通路を建設するに至りました。当時としては全長200mもある地下通路は珍しく新聞記事にもなったそうです。
 梅北エリアの第2期である周辺開発で165mを閉鎖し地上歩道と連接、さらに地下鉄工事のために40mほど残った部分も2024年には廃止予定となって、ほぼ一世紀にわたった役目を終える予定だとの事。
 写真は夜に撮影したものですが、この薄暗い雰囲気がなんとも言えずおどろおどろしくて必要がなければちょっと通るのを躊躇いたいぐらいでしたが、それなりに人通りがあるのでそれほど怖い思いはしませんでした。もちろん昼間も薄暗くてなかなかそれなりの雰囲気がありました。
 梅田貨物駅がまだ稼働していた頃はここを通るときに上に貨物が通過して音がする事もあり、今で言う「聴き鉄」がいたのかもしれません。

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